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東京藝術大学

ホーム取手収蔵棟竣工記念・取手館開館30周年記念 藝大取手コレクション展 2025

大学美術館2025.09.24

取手収蔵棟竣工記念・取手館開館30周年記念 藝大取手コレクション展 2025

 東京藝術大学大学美術館では、20251113日(木)から1130日(日)にかけて、「取手収蔵棟竣工記念・取手館開館30周年記念 藝大取手コレクション展 2025」を開催いたします。

 東京藝術大学大学美術館取手館は、昨年で開館30周年を迎えました。さらに、未来の学生たちの作品を十分に保管できるスペースを持った取手収蔵棟が、令和6年(2024)に竣工いたしました。これを記念し、取手市と共催で「藝大取手コレクション展 2025」を開催いたします。

 取手館ならびに取手収蔵棟には、約13,000件の作品が収蔵されています。その多くは明治から現代に至るまでの、本学で研鑽を積み卒業していった学生たちの作品です。一方で、明治時代に納入されたデッサン用の石膏像や古墳時代の埴輪といった、後進育成のために収集された教育資料もまた、取手における藝大コレクションの特色の一つです。

 そこで、本展では「自画像:1925→2025」、「卒業・修了制作:学びの集大成」、「過去に学ぶ:未来へ繋ぐ教育資料」の3つのセクションから、当館収蔵品の粋と魅力をご紹介いたします。

1 自画像:1925→2025
 本学では、卒業制作として描かれた自画像の収蔵を、明治31年(1898)頃から現在に至るまで続けており、その数は約7,000件に上ります。己を写し、時代をも映したこの世界で類をみない自画像アーカイブに、大正14年(1925)、昭和50年(1975)、平成5年(1993)、そして令和7年(2025)という4つの卒業年から迫ります。

2 卒業・修了制作:学びの集大成
 当館では、優秀な成績をおさめた学生たちの卒業・修了制作を収集、保管しています。ここでは、日本画、油画、彫刻、工芸、デザイン、先端芸術表現、そしてGAPの各科卒・修了生から作品を選りすぐり、本学における多様な芸術表現の軌跡を辿ります。

3 過去に学ぶ:未来へ繋ぐ教育資料
 学生の教育に資するため、開学当初より連綿と収集されてきた豊かな芸術資料が、ここ、取手の地に保管されています。芸術を志す若者たちのために、先人たちが集め、守り伝えてきた貴重な資料をご紹介いたします。

 皆様より助成いただいた賛助金により、まもなく創立140周年を迎える本学の、長きにわたる学びと教育の結晶を公開することができております。いつもご支援いただいている藝大フレンズの皆々様には、この度の助成に厚く御礼申し上げますとともに、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

東京藝術大学大学美術館一同

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