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東京藝術大学

ホーム第2回国際木版画会議 特別企画展「木版ぞめき―日本でなにが起こったか―」

美術学部2014.07.28

第2回国際木版画会議 特別企画展「木版ぞめき―日本でなにが起こったか―」

会場:東京藝術大学大学美術館
期間:2014年8月30日(土)〜 9月14日(日)
休館日:9月1日(月)
開館時間:10 : 00 - 17 : 00
観覧料:無料
主催:東京藝術大学美術学部 第2回国際木版画会議実行委員会
   東京藝術大学大学美術館
後援:外務省、版画学会、オーストリア大使館、一般社団法人CWAJ
認定:公益社団法人企業メセナ協議会
助成:文化庁 平成26年度 地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業、公益財団法人野村財団、
   公益財団法人アサヒグループ芸術文化財団、公益財団法人朝日新聞文化財団、
   東京藝術大学芸術国際交流基金、藝大フレンズ賛助金、公益財団法人美術文化振興協会
協賛:公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団、小津和紙、(有)ウッドライクマツムラ、
   ばれん工房菊英、株式会社文房堂、アワガミファクトリー、清水刃物店、美術書出版株式会社芸艸堂、
   株式会社高橋工房

概要:
日本の水性絵具による伝統木版は、極東の地で和紙と共に成熟を重ね独自な形で発展を遂げました。いつしか「日本の文化」と言われるようになり、伝統として今に繋がっています。
和紙と水性絵具が触れることで出来上がる、柔らかくユニークな木版が確立したその周辺で人々は、心を揺らし魅了されました。木版は時代時代で人々を騒がせた、いや、木版を以て人々が「ぞめいた」のです。
そんな木版を獲得した日本で、いったい何が起こったのでしょうか。
現在世界的に木版画制作者が増加している状況に応答するように、アーティストの視点から材料や技法に焦点を置き、歴史的学術的陳列から解放することで、「なぜ、ユニーク」で「どうして面白いのか」を検証し、木版の持つ本質的な魅力に迫ります。
展示室を7つのテーマに分け、それぞれに作品や関連したモノを陳列展示することで木版を、より多面的に紹介し制作者・鑑賞者の双方にとって新しい発見の場となるように構成します。
1. 「Great Japanese Nude」
 「裸婦」。古くから絵画のテーマであったこの問いに、木版で如何に挑むか。
2. 「ぼんまわし」
   千社札、ポチ袋といった木版を背景に持つ日本文化を紹介。
3. 「手に取りたくなる木版画」
  木版印刷の原点とも言うべき江戸〜明治期の本を、藝大附属図書館所蔵と芸艸堂(うんそうどう)コレ
  クションから公開展示。
4. 「木版源氏物語」
  戦前・戦後にかけて行われた一大プロジェクト、国宝源氏物語絵巻の木版による複製を紹介。
5. 「大学美術館コレクション」
  東京藝術大学大学美術館が収蔵している、木版で制作された作品群を一同に公開。
6. 「彫/摺/場」
  木版制作の現場に着目し、会場に伝統職人の仕事場を再現。
7. 「大未来予想図絵」
  現在活躍している作家を取り上げ、木版の「今」を紹介。

特別プログラム:
アダチ版画研究所による伝統木版職人デモンストレーション
1)8月31日(日)13:00-15:00
2)9月12日(金)13:00-15:00

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恩地孝四郎「美人四季」より夏/東京藝術大学所蔵


































古谷 博子「風―韻No.2」
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