2025年6月28日(土)、東京藝術大学奏楽堂にて開催された特別コンサート「Kronos Quartet Plays With Terry Riley」が、満席の観客に見守られながら盛会のうちに幕を下ろしました。
ミニマル・ミュージックの創始者として世界に影響を与え続けるテリー・ライリーの卒寿を祝し、長年の盟友であるクロノス・クァルテットとの共演が実現した本公演は、作曲家と演奏家が同じステージ上で音を交わす、まさに一期一会の祝祭となりました。
前半ではクロノス・クァルテットが登場し、往年の名曲《Good Medicine》や《Cadenza on the Night Plain》、さらに《Gabriela と AyaneのWelcome Piece》の世界初演を披露。その圧倒的で緻密なアンサンブルで、会場を深い感動に包み込みました。
後半にはテリー・ライリーとその弟子SARAが登場し、鍵盤やiPadを用いた即興演奏を含む圧巻のパフォーマンスを展開。ライリーの音楽がいまなお進化し続けていることを、鮮やかに示しました。
そしてフィナーレを飾ったのは、テリー・ライリー × SARA × クロノス・クァルテットによる名曲《A Rainbow In Curved Air》を下敷きにした即興演奏。ステージと客席が一体となり、歓喜の瞬間が生まれました。
カーテンコールの後には、客席から自然とバースデーソングの大合唱が湧き上がり、ライリー氏の笑顔、クロノスの演奏、そして満席の奏楽堂がひとつになったあの瞬間の熱気は、会場に居合わせたすべての人の心に深く刻まれました。
テリー・ライリーとクロノス・クァルテット。半世紀以上にわたる友情と創造の歩みが紡いだ奇跡の共演に、改めて心からの敬意と感謝を捧げます。
この度の公演開催にあたり、藝大フレンズ賛助金として多大なるご支援を賜りましたことに、心より感謝申し上げます。
藝大フレンズ会員の皆さまからの温かいご支援があってこそ、本学の学生・教職員が国際的な芸術家と協働し、世界水準の舞台を創り上げる貴重な機会を実現することができました。
改めまして、心温まるご支援とご声援に厚く御礼申し上げます。
テリー・ライリーMatsuri2025事務局
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