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東京藝術大学

ホーム《写真》見えるもの/見えないもの #02 The Photograph : What You See & What You Don't #02

2015.09.15

《写真》見えるもの/見えないもの #02 The Photograph : What You See & What You Don't #02

『《写真》見えるもの/見えないもの #02』終了のご報告

藝大フレンズ会員の皆様へ

  去る8月1日(土)、皆さまのご協力のもと「《写真》 見えるもの/見えないもの #02」展は無事に閉幕いたしました。
東京藝術大学大学美術館陳列館での2週間の開催としては大変多い4000名を超える方にお越しいただきました。
本展覧会は、写真の写っていない思考の部分をいかに読み解くかから始まり、写真のデジタル化や様々な写真環境の変化にいて現在における「写真」を再考し、写真表現のさらなる飛躍の可能性を提示するものでありました。お越しいただいた方々ら数々のご意見をいただき、本展覧会を起点として、写真界にさらなる課題が提示できたのではないかと考えます。

このような機会を持つことができたのは、芸大フレンズにご協力いただいている皆様のご尽力があってこそです。
この場をお借りしまして、ご支援をいただきました事に心よりお礼申し上げます。


 《開催概要》
会  期 : 2015年7月13日(月)-8月1日(土)※会期中無休
開館時間 : 10 : 00 -18 : 00(最終日 17時まで)
会  場 : 東京藝術大学大学美術館 陳列館 〒110-8714 東京都台東区上野公園12番8号
来場者数 : 4151名
主  催 : 東京藝術大学、《写真》展実行委員会
助  成 : 芸術文化振興基金助成事業、藝大フレンズ賛助金助成事業、公益財団法人 朝日新聞文化財団、公益財団法人花王芸術・科学財団、公益財団法人 野村財団、宮田学長学術研究基金
認  定 : 公益社団法人 企業メセナ協議会
協  賛 : 株式会社資生堂、株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン
協  力 : アワガミファクトリー、エプソン販売株式会社、株式会社 東京スタデオ、コエドブルワリー、全日本鏡連合会
出品作家 : Area Park、Osamu James Nakagawa、今義典、佐藤時啓、佐野陽一、下村千成、鈴木理策、塚田史子、永井文仁、 野村浩、村上友重、安田暁、榮榮&映里(順不同、敬称略)13名



 7月13日から20日間にわたり、13組の作家の作品約100点による展覧会を開催しました。
 「写真」を再考する機会として企画されました本展では、純粋な写真の作品から、写真(写ること)という概念を扱ったインスタレーション作品まで多岐に渡る作品を展示いたしました。写真のデジタル化や銀塩写真素材の不足など写真をとりまく環境が激しく変化する現在において、13組の作家それぞれが独自の手法で「写真」に向き合っている作品がひとつの場に集まることにより、「写真」のもつ可能性の拡がりを来場者に大いに感じ取ってもらいました。また、シンポジウムなど関連企画も多数開催され、写真表現のさらなる飛躍の可能性を提示できたと思っております。


【関連イベント】
《オープニングイベント・アーティストによるフロアトーク》7月14日16:30〜
《オープンニングレセプション》7月14日18:30〜20:30
 オープニングイベントとしてアーティストによるフロアトークを行いました。アーティストの生の声を聞く機会を設ける事でより作品の意図を踏み込んで伝えることができたのではないかと考えています。トーク終了後も質問が絶えず、その後のレセプションにも約200人強と多くの参加があり、写真関係者を含む多くの参加者と13名の作家が意見交換する場となりました。
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《シンポジウム》「《写真》3ヶ国会議」7月25日(土)14:00〜15:30
 参加アーティストArea Park、Osamu James Nakagawa、佐藤時啓の3名が、「見えるもの/見えないもの」というテーマで自身の作品について解説したあと、「銀塩写真とデジタル写真の違い」、「日本と海外の写真事情の違い」等のテーマについて議論を行いました。東京都写真美術館学芸員の丹羽晴美氏の司会により、会議という名前でしたが時折談笑も交えながら和やかな雰囲気で進行しました。参加した観客も最後まで興味深く聞き入っており、意義のあるシンポジウムとなりました。
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《スペシャルイベント》「見えるもの/見えないもの《聴こえますか?》」7月25日(土)16:30 〜
 陳列館会場内の様々な作品の前で、フェデリコ・アゴスティーニ氏、野田枝里氏、戸島さや野氏の3名にヴァイオリン演奏をしていただきました。音と写真作品が響き合いひとつのコラボレーションとなり、観客のみならず作家もそれぞれインスピレーションを得る機会となりました。陳列館という会場を活かした貴重で印象深いイベントになりました。
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《クロージングイベント・シンポジウム》「写真の今日、写真の明日」8月1日(土)16:00〜18:00
 写真評論家の飯沢耕太郎氏をお招きし、出展作家が自身の表現と写真の現状について考えを語りあいました。 展覧会場のスライドを鑑賞しながらの白熱したトークは2時間にわたり、作家自身の今後、 そして写真表現のこれからの可能性まで様々な議論がなされました。13人の出展作家の表現や制作スタイルは様々で、今後の写真における可能性など、13通りの意見が飛び交い大変興味深いシンポジウムになったのではないかと思います。
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