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東京藝術大学

ホーム藝大フレンズ会員の皆様へ 「シモン・ゴールドベルク資料展」ご報告

2014.09.18

藝大フレンズ会員の皆様へ 「シモン・ゴールドベルク資料展」ご報告

 東京藝術大学音楽研究センターでは、このたび、藝大フレンズ賛助金助成事業として、「シモン・ゴールドベルク資料展」を開催いたしました。
 2010年、稀代のヴァイオリニストであるシモン・ゴールドベルク Szymon Goldberg (1909-93) の遺品が、当センターに一括寄贈されて以来、大学、ご遺族をはじめ、多方面からのご支援、ご協力を頂戴し、文庫資料の調査・整理を進めてまいりましたが、研究成果発表の場として、さらに今後の文庫公開を視野に入れ、本展覧会を開催した次第です。
 本展では、文庫資料全6,100点の内、整理の済んだ全洋書、楽譜(書込のある原資料2点、パネル展示3点、写真複製版4点)、プログラム・チラシ5点、写真25点のほか、書簡、新聞記事、愛蔵していた20世紀絵画3点、置物、眼鏡や指揮棒等を展示いたしました。また、音展示のブースでは17種類の音源(一部未公刊)、映像展示ブースでは4つの映像、さらにベルリン・フィルハーモニーのホワイエで今年2、3月に開催された写真展の様子、シモン・ゴールドベルクとリリー・クラウスの手形(原本近衞家所蔵近衞文麿資料)を展示するなど、多方面からの関心に応じられる滞在型の展覧会になりました。資料展示、音展示、映像展示と、多面的に演奏家の軌跡を追うことができたと考えます。
 来場者数は会期中で延べ920名に上りました。藝大関係の広報、関係各位の周知活動に加え、早々にマスコミ(新聞、テレビ)で報道され、さらにインターネットを通じて各方面に情報が伝わった結果と思われます。開室時から閉室時まで、長時間滞在する方、何度もお越しいただくリピーターが複数名いらっしゃいました。また、熱心にメモを取る観覧者の姿が多々見受けられました。多方面のお客様に関心を持っていただけたものと思われます。
 音楽研究センター音楽文庫室所蔵「シモン・ゴールドベルク文庫」の世界初公開が、フレンズ会員皆様のお力添えを頂戴し、盛会のうちに幕をおろすことができましたことに、心より御礼申しあげます。
 演奏と研究の共同作業が行える教育・研究機関としての「藝大」において、その基礎を支える資料整理・資料提供の一翼を担う音楽研究センターの活動に対し、今後とも、ご理解・ご厚誼を賜りますよう、お願い申しあげます。
東京藝術大学音楽研究センター 関根和江(記)
  会期:2014年8月28日(木)〜 9月10日(水) 会場:東京藝術大学音楽研究センター2階
  主催:東京藝術大学音楽研究センター 助成:藝大フレンズ賛助金助成事業

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展示室1―藝祭開催中の風景

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展示室1―ケース内の展示資料

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展示室2―展示最終日風景
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