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東京藝術大学

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2014.05.26

平成25年度「研究報告発表展」会期終了のご報告

平成26年5月吉日
藝大フレンズ会員の皆様へ
―平成25年度「研究報告発表展」会期終了のご報告―
東京藝術大学大学院美術研究科
文化財保存学専攻保存修復彫刻研究室
教授 籔内佐斗司


本年の「研究報告発表展」では、おかげ様をもちまして、来場者数が本展単独5日間で延べ1200人を上回り、多くのお客様にお越しいただくことが出来ました(別添写真1)。

展示内容は、14点以上の修復・制作研究などの作品展示のほか、3DによるCGを駆使した東大寺法華堂の秘仏・国宝執金剛神立像の彩色復元画像の上映発表も行いました。
特に、今回展示された千葉県指定文化財・阿弥陀如来坐像は、坐像でありながら半丈六(約1・4メートル)の像高を持つ雄偉な像ですが、震災により頭部が落下するなど損壊が進んだため今修復に至りました。
そして1年余り研究室総動員で修復に取り組み、平安時代末期の作風が再び甦りました。また本像は、胎内に鎌倉後期元亨年間の修復銘文が現存し、史的価値も非常に高い作品です。
これら諸研究の口頭発表として、4月19日(土)11:00より行いましたギャラリートークでは、別添写真2のように大変盛況となりました。
このような盛会となりましたのも、フレンズ会員皆様のお力添えあってこそのものと存じております。研究室一同、皆様のご支援に、心より御礼申し上げます。

今後とも彫刻文化財の保存に貢献できるよう、なお一層の精進をして参る所存です。
皆様の変わらぬご厚誼を賜りますよう、ここに改めてお願い申し上げます。

写真1
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写真2
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